リフォーム産業新聞社主催の日本最大級の住宅総合イベント「リフォーム産業フェア」が東京ビッグサイトで開催されたので行ってきました。
今回のリフォーム産業フェアは開催20回を迎え、昨年の登録来場者数はおよそ7700人だったとのこと。
伸び行くリフォーム業界で新しいサービスや商品、セミナーなどの情報収集も兼ね「リフォーム産業フェア」で気になった出展企業をご紹介します。
リフォーム産業フェアのセミナーは聞いた方がいい
「リフォーム産業フェア」は他のフェアと違いセミナーが充実していることで人気です。
無料セミナー・有料セミナーの講座は100以上あり、有料だと1講座3000~5000円になります。
著者が聞いたセミナーはこちらの8講座です。
- アマゾンリフォーム事業責任者が初登壇!ECビジネス大手の戦略とは
- アマゾンジャパン マーケットプレイス事業企画部部長 市川峰央氏
- カメラ初心者歓迎!プロが伝授!
- 問い合わせを増やすリフォーム施工写真の撮り方
- バーガンディフォトコンサルティング 代表 梅津創氏
- 誰でもできる!お客様の隠れたニーズを聞き出し
- 満足度を高める「夢マップ」ヒアリング術
- ミセスリビング 代表取締役 宇津崎友見氏
それぞれ50分程度のセミナーは盛況で売り切れて聴講できない講座もあったようです。
参考になった出展企業
丸一日ビッグサイトにいる事になったのですが、中でも参考になった出展企業を数社紹介します。
200社近くある出展企業の中で、リフォーム産業の傾向、流行のキーワードの新しい切り口でディスプレーしてるブースがその対象になります。
株式会社カントリーベース
70年代風のブース。石川県金沢市からの出展です。
サーフボードやトタン屋根、白い剥げかかったペンキ、懐かしい昭和の時代を彷彿させますが今の時代だとそれがまた新鮮に映り、若い人には人気かも。
廃材や廃材使用で建築費もコストダウンできそうですが、コンセプトはカリフォルニア工務店に近いと思います。
リノベ不動産
広いブースにテントやキャンプ道具を持ち込んでの展示です。
アウトドア商品を販売しているスノーピーク社とアーバンアウトドアの新提案です。
住宅と言う概念に中に「アウトドア感覚」を取り込んだライフスタイルを提供するらしいです。
「House+Outdoor」が今後どの様にユーザーに訴求するのかが楽しみな若い会社です。
メルクロス株式会社
東京都日本橋の会社だがもともとは滋賀県で、創業は1585年と古い歴史を持っている会社です。
今回のフェアはインテリア事業部として照明器具、インテリア小物の販売促進。
レトロな雰囲気のインテリア証明や小物は趣があります。
会社名は忘れてしまいましたが、こちらもアンティーク風ハンドルやフローリングのディスプレーです。
会場には屋台も出てました。
ビッグサイト内はローソンなどのコンビニやスタバもありますが、もっと手軽に食事するならこちらでもOKかな。
レストランでの食事は結構高めです。
リフォーム産業フェアの感想
フェアは一種の客寄せ・イベント・お祭りみたいなもので派手・奇抜な方が盛り上がりとても面白かったです。
ただ、気をつけなければいけないのは、流行は「はやりすたり」があるということ。
ファッションと違って、住宅はそう簡単には模様替えはできませんし、費用も高額になります。
予想どおり、オールドファッション・懐古調・アンティークなどのキーワードは、およそ5年前からアメリカで「ブルックリンスタイル」なるものが流行ったりしていて、その流れがここ近年の日本で「安く建築費を抑えたい」というハードと、住宅にあまりお金をかけられないけど「他とは違う住宅・インテリア」を望むというソフトの部分が、このような懐古デザインを推し進めるものになっているのかなと思います。
建築コストも上昇するなか、ラスティな建材は以外に安く手に入り、仕上がりは大手住宅メーカーやリーフォームメーカーが真似できないようなオリジナル感溢れるリフォーム。
この流れはしばらく続くのでしょうか。そしてその次は?