「イケアのキッチン」ホントのところはどうなの?良い所・悪い所

ノウハウ
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イケアのキッチンの良い所・悪い所についての話です。

そして後悔も・・・

この写真は3年前ドイツの展示会に行ったとき、アウトバーンを走行中にイケア(IKEA)の看板が見えたので咄嗟に撮りました。

スウェーデンの家具ストアーのイケアですが御多分にもれずドイツに多く出店しています。

低価格なのにデザイン性の高い商品で有名ですが、価格を比較すると中国製の家具が勝っていることも多くドイツ国内でもイケアは苦戦を強いられているようです。


さてキッチンの話としてイケアはシステムキッチンを販売しているのはご存知ですよね。

お洒落な輸入キッチンドアデザインで国産にはない框スタイルのデザインが人気のようです。

低価格でいえばニトリのキッチンもありますが、デザイン重視と考えればイケアに軍配があがります。

ではイケア・キッチンはプロの目からみてどうなのかを説明していきます。

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イケアのキッチンの上手いところ

イケアのショップの上手い点は、家具でもキッチンでもショールームのようにコンセプトに基づきコーナー展開をしているところです。大手キッチンメーカーのショールームでは最近は当たり前になりつつありますが、イケアの場合ショップ内の照明のトーンを落とし(結構暗い)、それが自宅の一室にいるかの如く演出しています。

また、ディスプレーの小物(ナベ・ヤカン・炊飯器・電子レンジなどもちゃんと置いています。)


このL型キッチンの展示のも、炊飯ジャーとお鍋が置いてありますね。

また、アイランドのは造花、ガラス戸の中には食器という風に、このキッチンを自分の家に置いたときにどんな感じなるのかな?といったシチュエーションも想像出来るようにしています。


前述にも話した通り、イケアのキッチンは家具デザイン(框タイプでバニラ色)としてインテリア感が高いので、輸入雑貨好き・カントリー好きな奥様には非常に好まれます。

当然ですがキッチンは家具なのですから・・・。

そしてお洒落カワイイ イケアですが、価格もリーズナブル。

ショップの価格プレートには「こんなに安くていいの?」と驚く安めの金額表記がしてありまます。

ドイツキッチンなら300万円近くするものが、100万台円で。

こんなビックリ価格では、スウェーデンハウスのような輸入住宅が採用しようかな?と考えるはずです。

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イケアのキッチンで困るところ・後悔も


そんなお洒落イケアのキッチンですが問題がないわけではありません。

購入して後悔することさえあります。


キッチン評論家のわたしの意見として「イケアのキッチンは正直日本人向けじゃない」と思います。

後悔するポイントは3つあります。

POINT① シンクが小さい

シンクが小さくないですか?

欧米の家ならあれが普通でもここ日本では小さすぎです・・・。

食文化の違いがあるのでしょうが、大きなシンクは必須ですね。

POINT② 金物の品質

システムキッチンの性能の要は引き出しレールやドアヒンジの耐久性です。

扉やキャビネットの原価はそれ程高くありません。

引き出しレールやドアヒンジに使っている金物が意外と高価なのです。

最近はアジア製の安いものの多く出回っていますが、やはりドイツ製は耐久性が高く信頼があります。

イケアの金物は国産有名キッチンメーカーのものと比べると、レベルが低いものが使用されていますが、それは価格相当ともいえます。

POINT③ 取り付け

一番のネックはキッチンの施工・取付

「DO IT YOURSELF」の考え方は自分で買って持って帰って自分組み立てることで配送料・設置費工事経費を抑えることが出来るので海外では一般的なことですが日本ではどうでしょう?

その理念がまだ普及していない日本人には正直不便だし、お金も時間もかかり仕上りも良くないだけで満足度は低めです。特にキッチンは高額ですからね。

イケアの家具も基本的に自分で組み立てるものがほとんどですから。

建築業に携わっている人なら何とかできるでしょうが、素人にはかなりハードルは高いです。

キッチンには、電気・水道・ガスといった設備工事も関わってきますしね。

しかし、イケアもわかっているようでキッチンの配送・取り付けのオプションもあります

しかしこの費用がかなり高めに設定されているようにみえます。

折角安くキッチンを買っても取り付けまでお願いすると国産キッチン以上の費用になる場合もあります。

④アフターサービス


あと、付け加えるなら、アフターサービスは国産キッチンメーカーのようにはいきません。

万が一購入したキッチンに不良が見つかったとして、日本のメーカーのように、アフターサービスマンが電話一本で飛んできてはくれません。

あなたは、購入レシートを持ってイケアに行き、内容を説明して交換手続きを進めなければなりません。

これを手間と感じる人は多いと思いますが、アフター対応サービスを減らすことによって、価格を抑えているので仕方ないことです。

まとめ

イケアは昔は安い家具屋だったのですが(40年前ぐらいに船橋ららぽーと内にあったのですが一度撤退しました)品質と価格を考えると今はそれほど安いとは思えませんね。

北欧のスタイリッシュなデザインですが、アジア系の雑貨も多いように思います。

ドイツでは普通の家具屋さんで買ったほうが安い場合も多くなりました。

イケアは一つのブランドなので「安い家具やキッチンが欲しい」と思っている人には向かなくて、「海外の生活に憧れる」ユーザー向けと考えるといいかもしれませんね。

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