高級キッチンの天板には御影石が使われていることが多いです。そんな御影石ですが大きなキッチンになるとコーナーやシンクとコンロの間などで継いであることもあります。
それはそれで致し方ないことではありますが、先日「天板の隙間を無くしたい」というご相談がありあましたので、それについてお話します。
そのご相談内容とは?
作業台のワークトップに御影石をつけてくださいました。
2枚の石を張ってくださり若干が隙間が生じています。
大工さんのご好意で張ってくださいましたので、クレームを言いにくく、目地材か何かで自分たちで何とか隙間を埋めたいのですが、石ですし、食品をこねたりもしますので、タイルの目地材なんかで良いものかわからず、ご相談いたします。
何がよいでしょうか?
御影石天板の隙間を何とかしたい
ブログを見て頂いている方からのご相談です。
御影石の天板の隙間について悩まれているご様子でしたので、こちらのように返答させていただきました。
大工さんに御影石の天板にしてもらったということで、豪華な雰囲気になりで良かったですね。
さて、御影石の隙間についてですが、私たちの工事でも通常1mm~0.5mm程度の隙間を開けて取り付けています。
それは、シーリング剤を入れるためです。
製作できる石の長さには限度があるので、長いキッチンになるとコンロとシンク間で天板をつなぎます。その隙間部分からごみや水が入る可能性がありその予防のためシーリング剤を入れるのです。
シーリング剤は一般的にシリコンコークといい、メーカー・種類・色が多々あります。
メーカーには、コニシ、セメダイン、エスコなどがあります。
色もいろいろあり、天板の石の色に合わせ目立たない色を選びますが天板石が黒系であれば、黒やグレーまたはクリアー色を私は使っています。
そうすると継ぎ目は・・・多分あまり気にならなくなると思います。
石の隙間をなくす方法
キッチンや洗面の石の天板製作には限度があり(最大2メートルまで)、大きい天板になると継ぎ目がどうしても出てきます。
住宅展示場や店舗などで、数メートルの長い天然石カウンターをご覧になる機会があれば、ぜひ継ぎ目をチェックしてみて下さい。
どこかに継ぎ目がありますが、上手に仕上げてあるとそれはほとんど目立たないと思います。
また、長い天板になると現場搬入時も人の手で運び入れるので、それについてもコンパクトなほうがいいのです。
そして、その継ぎ目部分からの水やごみの侵入防止のためシリコンコーキングをします。
コーキングの方法は、
①継ぎ目の両サイドをマスキングテープでマスキングする
②ホームセンターやWEBなどで購入したシリコンコークなどを、隙間に充填し表面を天板と同じまでならす
これで継ぎ目は目立たなくなります。
シリコンコークには防カビ剤入りのものもあります。
「シリコンコーク」はモノタロウや楽天などで購入できます。
シリコンコークについては、後日別の記事で紹介させて頂きます。
とても簡単ですので検討してみてください。