白いキッチンと白い大理石カウンター
L型キッチンとアイランド、そしてビルトインオーブンや電子レンジをトールキャビネットに配置しています。
オーブンは2ドア。
これは2台のオーブンを重ねているのではなく、1台のオーブンにドアが2つありそれぞれにオーブン料理を同時に調理できるものです。
オーブン先進国のアメリカならではの機器ですね。
ホワイトの框デザインの扉は、いかにも最近のアメリカキッチンです。
シンク前をオープンにしてその前を15センチ程度高くして手元が見えないようにしています。
そしてこれも流行のキッチンはホワイト色、アイランドはチャコールグレー色は好感が持てます。
大理石はホワイト系。ビアンコでしょうか。
憧れの大理石天板のキッチン
御影石や天然大理石を使ったシステムキッチンって憧れますよね。
人工大理石やクウォーツストーンも良いですが 所詮偽物の人工物です。
私もたまにご提案しますが、ほんと一握りのお客様です。
インターネットで御影石や大理石の天然石カウンターの実例を見ていくと、やっぱりアメリカの実例が多いと感じます。
それでは豪華な大理石カウンターを使ったキッチンをみていきます。
U型キッチンに黒の大理石カウンター
ここ近年アメリカで新しい住宅のデザインがあります。
それは「コンテンポラリー」
コンテンポラリーは、旧来のトラディショナルなアメリカ住宅の中に少し都会的・綺麗めなテイストを加味したスタイルです。
こちらの住宅は、床フローリングとキッチンカウンターは黒、窓回りやキッチンドアはホワイトで統一されています。
一段高くなっているカウンターはホワイト系の大理石で、アラベスカートコルキアかな?
キッチン部は御影石かもしれませんね。
シンクが窓側で、コンロがカウンター側の独立型です。
レンジフードがないのかな?
アメリカやヨーロッパはオーブン料理が多くコンロの重要性が低いので、余り煙が出ないかんらでしょう?それか料理をほとんどしないとか・・・。
大きな大理石のアイランドカウンター
こちらのお宅は少しトラディショナルなデザインです。
キッチンの扉も中央が膨らんでいる「ライズド・デザイン」です。コンロ部の色はホワイトですが、アイランド部は濃いブラウン色の2トーンカラーです。
スタンディング・オーブン(ビルトインじゃなくて床のに直接置くオーブンのこと)は、五徳が5つか6つあるようです。
更に電子レンジと更にもうひとつガスオーブンがみえます。オーブンはやはり2台使いのようです。
キッチンキャビネット内に小型の液晶テレビも設置してあります。
幅3メートル近くある大きな大理石カウンターはその模様からすると1枚ものかも。これは日本では無理じゃないでしょうか?
大理石の名前はわかりません。
落ち着いたオークキッチンと大理石天板
こちらも大きなキッチンですね。
シンクの左右にステンレスドアの食洗器がそれぞれあります。2台の食洗器が必要な生活って日本ではそうはないでしょうか。
冷蔵庫もしっかりぴったりビルトインされて。
VIKING社のものでしょうか?アメリカの冷蔵庫って結構ドアが飛び出てきてしまいます。
キッチンの扉、フローリング、窓枠とすべての色調を合わせ部屋全体に統一感を持たせています。
吊り戸の上にクラウンがあることによって、高級家具感が増します。
天板の大理石カウンターは、茶&ベージュ系のものを持ってきていますので、これも落ちついたキッチンに一役買っています。
大理石の名前はわかりませんがライムストーン系でしょうか。
洗面は大理石でも大丈夫
本当は、洗面カウンターも大理石はあまりおすすめしないのですが、キッチンほどではありません。
ホテルなどは大体において大理石の天板が使われていますよね。
洗面室だけでもこの広さ。
憧れよりもちょっと引いてしまうのは私だけ?
でもこうやってみて、当然予算もあるかとは思いますが、それぞれの案件を担当しているキッチンデザイナーの提案力が素晴らしいですね。
そして気づいたことは、意外にもアメリカでは大理石のカウンタートップが多いこと。
日本だと、大理石カウンターは敬遠されるのに。
そこのところの疑問はここで説明しています↓
私ももっと腕を上げて良いキッチンをデザインしてきたいものです。