グレーのキッチンは落ち着いた都会の住宅やマンションに人気があります。
オーナーさんはちょっと知的な仕事をされている方が多いように見受けられます。設計関係・エンジニア・大学教授のお客様がいらっしゃたと思います。
今回は、海外のキッチンデザイナーの作品の実例を解説していきます。
グレーな扉のキッチンの実例
ヨーロピアンな「ストーン・グレー」のドア色は品があるグレーの扉ですね。
日本キッチンメーカーにはない色使いです。
やはり、輸入のキッチンを求められる方は、国産にない部分を要求されこだわられているので、ドアの色もその大きな要因となります。
扉表面の仕上げは、高圧メラミンを使用していて水や経年変化等の耐久性にも優れています。
また、ハンドルをなくしスッキリ・シンプルなデザインのキッチンに見せることができます。それは引出でもトール収納でも可能です。

ただし、キッチンの場合ハンドルレスは良し悪しですね。
ハンドルがないキッチン収納の場合、いつもその部分を開けたり閉めたりするので手が当たる部分などが汚れてしまいますし、扉が塗装仕上げの場合、表面が剥がれてくることも・・・。
金属製のグリップだとお掃除も楽ですし、耐久性も高いですね。
悩みどころですね。

カウンターはクウォーツ系の人造石。サイルストーンでしょうか。バックガードを10センチぐらいの高さにして高級感をだしています。
面白い形のサイドテーブルもクウォーツ系人造石の色違いでしょう。
高さ調節ができるバースツールを置いて、簡単な食事やちょっとした作業もできます。
サイドテーブルはよくデザインしますが、この微妙なラインは参考になります。
こんどのキッチンプランニングでちょっと真似してみましょうか。
パントリーもビルトイン式
このキッチン パントリー収納も充実していますよ。
扉を開くと自動で気に出てくるスライド棚。
扉についているワイヤーラックと内部のワイヤーラックが、ぶつからない微妙な位置でついています。
内部の棚は上げ下げ可能。ビン詰などの食品や粉類をフルに収納できます。このキャビネットの幅は60センチしかありませんが、びっくりするぐらい入ります。

キッチンのコーナーの部分は少し使いにくいですよね。
皆さんのご自宅はいかがですか。
コーナーの奥の物取り出しにくくありませんか?
ここではキッチンは折戸にしちゃいました。
食品やビン類は当然ながら、あまり使わない家電を入れておくとかなど、大きなストッカーの役割があるので使い方一つでとても重宝すると思います。

このようにシステムキッチンは、さまざまな機能を盛り込め、あなたのアイディア次第で、もっと使いやすいキッチンになります。