キッチンの天板の高さでお困りではありませんか?
キッチンを決める時、形や扉の色、食洗器やIHなど次々に決めていって、最後に悩むのが、天板の高さかもしれません。
一般的に、国産キッチンのカウンターの高さは、85センチ・87センチ・90センチと3つの高さが決められていて、あまり迷わないのですが、アメリカやドイツなどの輸入キッチンの場合は、1センチ刻みで注文することが可能のようです。
そうすると、85センチが良いのか、86センチ、88センチと選べる高さが微妙なのですぐ決めろと言われても困りますね。
では、実際海外ではどのようにキッチンの高さを決めているのでしょうか?
ドイツのキッチンの高さを決める装置
ドイツでは、キッチンを使う人のひじの高さを測ることによって、理想のカウンターの高さを測定してくれる器具「エルゴメーター/AMK社」があります。

この「エルゴメーター」を使用するには、対象者は立って肘を90度の角度で曲げ測定します。そうすると、最適な作業ができる高さを自動的に読み取ることができるのです。
身長測定器のキッチン版といったところでしょう。
ドイツ式キッチンの高さの算出方法
この器具を使うかどうかはさておいて、キッチン先進国のドイツのショップで購入者に説明する方法とは、
肘を直角に曲げて、カウンターからの高さが15センチが一番使いやすい
との説明があります。これは人間工学的に考えてベストだと言うのです。
料理をする時、人によっては台所に2時間ぐらい立ちっぱなしの場合もあると思います。
それも毎日のこと。腰痛持ちの方でも腰に負担をかけないこの高さを検討してみましょう。
キッチンの高さをチェック
皆さんもメーカーのカタログ通りのザックリとした高さに妥協していないで、どうすれば日々の家事が楽になるのか、ご自宅のキッチンの高さが自分に合っているかどうかを考えてみて下さい。
まずは、カウンターに本などを重ねてチェックをし、腰に負担がない高さをがどうか確認してみるのもいいと思います。
また、新築やリフォームの時こそ自分にあった高さを(85㎝、90㎝の決まった寸法じゃなく)1センチ刻みでカウンターの高さが変更できる、輸入キッチンメーカーにも足を運んでみてください。
これは貴方の健康のために大事なことです。
