アメリカデザインで人気のコーラーは輸入キッチンの販売店や輸入住宅メーカーが好んで提案してくるキッチンパーツです。
そのコーラーですがニュースサイトにアメリカ合衆国ウィスコンシン州の東部に位置するシボイガン郡のコーラー社の工場で、1月24日に火災が発生したとの記事が掲載されていました。
従業員に怪我人はいませんでしたが、ホーロー鋳造物の内部に大量の液体金属が含まれているため、危険な状態になっていました。
消防に連絡が入り午後11時半頃に現場に到着した模様です。
コーラー社工場火災の状況
消火活動にあたり、製品に使用される工場内の液体金属にどのように反応するのか?という理由で、建物の全域で水を使用することはできない判断のようでした。
消防隊長によると「それは容易に爆発する可能性がある」危険な状況でしたが、結果火災の原因である乾燥した化学薬品に放水で消火することができました。
コーラー社の工場は非常に大きな施設で、10以上の消防部署が対応し消火に6時間以上かかり怪我は報告されませんでした。
後日、正確な出火原因の調査のためホーロー工場のエリアは閉鎖されていましたが、コーラーの大規模な他の複合施設は木曜日に通常通り稼動していたようです。
木曜日の午前6時40分ごろ、指令部は火事が完全に消滅したと報告しましたが、火災の影響を受けた鋳鉄作業はその後の通知があるまで中断されています。
コーラー製品の出荷の影響について
アメリカの友人に確認したところ、ホーローシンク以外については問題なく生産・出荷されている模様ですが、3月現在でまだホーローの製造部署の再開は未定とのことで、火災の影響が長引いています。
日々コーラー製のシンクや洗面化粧台のボールや水栓金具を提案している我が身にとって、この影響について心配し日本国内の販売代理店にも在庫状況などを確認しましたが、現在のところ販売に影響を与えるものではないとのことでした。
ただ、キッチンシンクの輸入がストップしている事を危惧していますが、心配してもどうにもならないので代理店よりの連絡を待つことにします。