筆者はマンション暮らしで毎月3万の管理費と修繕積立金を払っています。
これ以外に駐車場代もありますのでかなりの出費です。
戸建てだと毎月これらの費用は一切かからないので、マンションより一戸建てを購入した方がよかったのかな?と考えたこともあります。
今回は一戸建てでもでも家のメンテナンス費用:修繕積立金の必要性についてご紹介します。
修繕積立金の相場
マンションを買うと管理費と修繕積立金を支払うのは至極当たり前の話で、マンションの規模・価格によってこの管理費と修繕積立金は様々でしょうが、一般的なマンションであれば毎月2万~3万円が相場かなと思います。
戸建て住宅の場合は、管理と修繕は自己管理になりますので、買ったら最後何かあるまであまり家のことに気にされない方もいらっしゃるかもしれません。
戸建てはマンションのように強制的に徴収されるわけではないので、その修繕費は一切かからないと思われているようです。
ただ、建築に携わっている経験上、修繕を一切しないでいる住宅と、修繕をこまめにした住宅を比べた場合、こまめにした方が圧倒的に長持ちします。
そして、限界になって慌てて修繕するときにかかる費用は、大きなものになっていることでしょう。
国土交通省は「長期優良住宅化リフォーム推進事業」等で、適切な維持管理やリフォームを実施することにより、資産価値が落ちない中古住宅が流通する市場をつくることを目標に掲げています。
このような国策からも戸建て・マンションに関わらず修繕は必要だし、その積立金も当然必要な資金と考えておいた方が良いと思います。
戸建ての修繕積立金の目安はおよそ月3万円
それでは戸建ての場合どのぐらいを目安に積み立てればいいのでしょうか?
筆者の経験でいわせていただくと、毎月3万程度は必要かと思います。
2.5万円×12か月×15年=450万円
積立金が多いにこしたことはありませんが、住宅ローンの返済も考えるとこの月2万5000円の積立は少し大変と思う方もいらっしゃるかもしれません。
マンション購入者は同じように積み立てていますので戸建てでも無理な金額ではないと思います。
まとめ
2021年の住宅リフォーム市場はおよそ6兆7000万円と言われています。
そしてリフォーム産業真っ盛りの感があり、大手一戸建て住宅メーカーのどの社にもリフォーム事業部やリフォーム専属の子会社を運営しています。
住宅にかかるコスト削減や資産価値を上げるリフォームとして、戸建てであっても「修繕積立金」の毎月貯蓄はあなたの資産形成にきっと貢献するいこととなりますので前向きに検討されることをお勧めします。