キッチンスペシャリストを目指す人が最初に覚えるレイアウト設計の基本

Alameda-Kitchen-02

キッチンスペシャリストとは、お客様のニーズに合わせて台所の設計をし、快適で使いやすいキッチン空間を提案・アドバイスする仕事です。

新築やリフォーム時にシステムキッチンを決めるのは大変で重要なこと。

キッチンスペシャリストは施主のお手伝いをし、お洒落なキッチンを提案出来るので人気の職業で、そしてとても楽しい仕事です。

現在は、家族のライフスタイルが個々に違ってきているので、昔のように家族で一緒に食事をして、そのあと居間みんなでテレビを見るようなことは少なくなっていると思います。

若い方は、テレビよりもスマホやパソコンで余暇をすごす時間の方が多いのではないでしょうか。

そのようなライフスタイルの変化で、リビングよりもキッチンに重きをおく今日のキッチン設計はとても重要な事で、担当する新人キッチンスペシャリストがまず覚えるべき事柄を説明します。

スポンサーリンク

キッチン設計の目的

それでは、そもそもキッチンを設計するに当たってどのような目的があるのでしょうか。
それには大きく3つの事が考えられます。

  1. 家事労働を軽減し作業時間を短縮する
  2. 調理作業の向上=食生活の向上
  3. 掃除のしやすさ=清潔

「衣食住」の中で住・食のキッチン。
理想の台所は、「素早く、美味しい料理ができて、清潔な」根本的にこれになります。

料理をつくるのが楽しみな方はいらっしゃいますが、日々の事であればほとんどの方は負担に感じられていると思います。

また、食事の後の片づけも然りですね。
作業場として考えれば、楽に越したことはありません。

施主の「要望」をまとめておく

それでは、どのようにすればいいのでしょうか?

まず、お客様のキッチンへの思いをまとめておく必要があります。

(1)我が家の「ライフスタイル」は?
Keyword:ファッション、音楽、スポーツ、車などを参考に
(2)好きな「インテリア」のイメージは?
Keyword:トラディショナル、イタリアモダン、カントリー、プロヴァンス、モノトーン、ナチュラル、和風、など
(3)キッチンの使用目的
Keyword:料理をする、食事をする、接客する、趣味を楽しむ、育児をする、TVを見る、洗濯をする、アイロンをかける、パソコンをする、掃除道具を収納するなど
(4)好きな「色」を家族で統一しておく
(5)好きな「材質感」も準備しておく
(6)家族構成と将来の展望

wonderful-white-country-traditional-kitchen-ideas-with-kitchen-appliances-and-vintage-blind-kitchen-window

出展:http://www.workdon.com/

レイアウトは施主のライフスタイル次第

「ライフスタイル」は各家庭で違います。

あなたのどのような生活を送っていますか?

そのライフスタイルを見つめなおすことによって、キッチンメーカーを選択することが容易になります。
(ドイツ車に乗っている方は、ドイツキッチン。自然が好きな方は、カントリーキッチンなど)

「インテリア」とは、好きな家具やお手持ちの家具、カーテン、照明など、どのような部屋に統一されているかという事です。

パインのダイニンセットであれば、ムク材を使用した木製のキッチン、イタリアのソファーがお気に入りであれば、シンプルな鏡面のキッチンが良いかなということです。

それでは、「キッチンをどの様に使おう」とお考えなのでしょうか。

料理をするのは、当然なのですが、現在はオープンキッチンが主流で、キッチンでお友達とお喋りをしたり、テレビを見たり、パソコンをしたり、ドイツでは洗濯機を置いて洗濯をしたりします。

このように嘗ての台所ではなく、様々に利用できる空間としてのキッチンの姿があります。

「色」「材質」をまとめておくことも、デザイン作業を楽にします。

今のキッチンが少し閉鎖的で暗いようであれば明るい色の扉を選ぶ。

窓の外に緑が見えて気にいっているようであれば木調の面材。海が見える、海が好きな方であれば水色の扉もいいかもしれません。風水でキッチンの面材を選ぶ方もいらっしゃいます。

キッチンは永く使える家具ですが、家族構成は変わっていきます。新しく家族が増えたり、小さいときに一緒にクッキーを作っていたお子さんが独立してしまって家族が減ったり。
将来の家族構成の変化も考慮していくことも必要です。

以上のように、施主が求めている【キッチンスタイル】を把握してまとめておくと、レイアウトを考える時や、ショールームで説明するときにスムースに理想のキッチンを決めることができます。

漠然と雑誌や各メーカーのホームページを見てもイメージがわかなかったり、各社の差異がわかりにくかったりしますので、まず施主やその家族で意志の統一を図るように勧めることもとても大事です。