ガゲナウ クックトップ「Vario」が黒くなってリニューアル!

海外の機器
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ガゲナウ(Gaggenau)って輸入のキッチン機器メーカーを知っていますか?ガゲナウは知る人ぞ知るドイツの高級キッチン機器メーカーです。

そのガゲナウ機器の中で食器洗い機に次ぐ人気コンロ『Vario200シリーズ』がリニューアルされました。

今回はクックトップ Vario200シリーズとはどのような機器なのかについてご紹介します。新築・リフォーム時のキッチン機器選定でお役立て下さい。

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ガゲナウのクックトップVarioシリーズとは

ガゲナウのVarioシリーズは筆者が覚えているだけでも30年以上前からあります。

そのクックトップシステムは他社にはないもので、30センチ幅の様々な機能を持つ機器を使用目的によって組み合わせて並べていき一つのクックトップとして形作るものです。

現在のVarioシリーズには「1口ハイカロリーガスコンロのVG 231 220」「4口IHのVI 262 120」「2口IH VI 232 120」「鉄板焼きができるVP 230 420」「バーベキューグリル VR 230 420」と5つのモジュラーがあります。

そしてVario200シリーズのモジュラーは、プライベートシェフに特別なエリアを作成するための集中エリアを提供し、印象的な存在感でシームレスに結合することにより、クックトップを理想的な料理のシナリオに合わせて調整できます。

これらのシステムで火力調節、テッパンで焼く、グリルで焼くなど調理に最適で、また料理作りを楽しむ人々の要望に答えることが出来るのがVarioシリーズなのです。

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ガゲナウVario200シリーズは組合せ自由

ガゲナウの特徴あるモジュールクックトップVario。最近リニューアルしたVario200シリーズを見ていきます。

まずは前商品と大きく異なっているのは操作部がブラックになったこと。

以前はマットなシルバーカラーでした。黒くなったので精悍に見えますが筆者は以前のシルバーの方がプロっぽくて好きでしたが。

ブラックのコントロールパネルはアルマイト加工を施してあります。

アルマイトとはアルミニウム表面に陽極酸化皮膜を作る処理で、アルミニウム表面に分厚い酸化アルミニウム被膜を作る事によって耐食性・耐摩耗性が向上。

ウィキペディア(Wikipedia)

またリニューアルされたことにより価格も上がっています。

Vario induction cooktop 4IH

「VI 262 120」は「Vario induction cooktop」の4口のIHになります。

4つの四角マークの上に鍋やフライパンを置いて使います。手前と奥の調理ゾーンをリンクさせ、1つの大きな調理ゾーンとしても使用可能な「フリーゾーン機能」を使えば、ほそ長いグリルパンを使っての調理もできます。

操作は全面にある4つのダイヤルを回して温度調節をします。

製品名:4口IHクッキングヒーター
型番:VI 262 120
サイズ:W60cm価格:473,000円(税込)

Vario induction cooktop 2IH

「VI 232 120」は「VI 262 120」の2口IHバージョンとなります。

4口IHと同様に四角の上に鍋やフライパンを置いて使います。こちらの機種でも「フリーゾーン機能」が使えます。

製品名:2口IHクッキングヒーター
型番:VI 232 120
サイズ:W30cm
価格:319,000円(税込)

Vario gas wok

ハイカロリーバーナー/VG 231 220 JPはガス消費量最大 6.0kWの高火力なガスコンロです。業務用よりは少なめですが、ご家庭で使うには必要十分な火力です。

火力は最大6,000Wから最小300Wまでの9段階調節可能。本格的な中華料理だけでなく弱火でチョコレートを溶かすこともできるんです。

五徳は(少し重いですが)取って掃除ができます。

製品名:ハイカロリーバーナー
型番:VG 231 220 JP
サイズ:W30cm
価格:286,000円(税込)

Vario Teppan Yaki

鉄板焼きができるVP 230 420はドイツでの名称も「テッパンヤキ」。「テッパンヤキ」は世界で通じる共用語なのでしょう。

ステーキやハンバーグはもとより、フライパンを使わなくてもベーコンや玉子焼きを焼いたりも出来そうです。お好み焼きやホットケーキ、焼きそばなど考えただけでお腹が空いてきました。

製品名:テッパンヤキ
型番:VP 230 420
サイズ:W30cm
価格:495,000円(税込)

Vario electric grill

バーベキューグリルVR 230 420では、まず皆さんステーキを焼いてみたいそうです。肉の他魚や野菜も焼けますが、ほとんどの方はステーキオンリーだと聞いています。

プレート下には溶岩石が敷き詰めてあり、その遠赤外線効果で炭火で焼いたようにふっくらと焼くことができます。

まずは肉です❣

製品名:バーベキューグリル
型番:VR 230 420
サイズ:W30cm
価格:352,000円(税込)

Vario200おすすめの組み合わせ例

組み合わせ自由なガゲナウのVario。それではどのような組み合わせが良いのでしょうか?

筆者が実績に基づき独断でご提案します。

ワイド60センチの場合

①【2口IH】+【1口ガスハイカロリーバーナー】
標準的なレイアウトプラン。IHのスッキリ感とハイカロリーな火力でチャーハンなどの中華料理も調理できます。

ワイド90センチの場合

①【4口IH】+【1口ガスハイカロリーバーナー】
キッチンをきれいに使いたい方向けプランです。4口IHは表面に凹凸がなくスッキリ掃除もしやすいです。ガスも使えるので万能なクッキングステーションと言えます。

②【4口IH】+【2口IH】
合計4つのIHが使用できるクックトップとなります。上面フラットガラスがお手入れが簡単。吹きこぼれもサッと拭くだけです。キッチンをきれいに見せたい方はIHしかありません。

③【2口IH】+【1口ガスハイカロリーバーナー】+【バーベキューグリル】
バーベキューグリルを使ってみたい方向けのレイアウト。肉好きにはたまらない!

ワイド120センチの場合

幅は120センチのクックトップってどうでしょう。当にPro仕様のスーパーキッチン!

①【4口IH】+【1口ガスハイカロリーバーナー】+【バーベキューグリル】
バーベキューグリルは是非とも使って頂きたい機器になります。

②【2口IH】+【1口ガスハイカロリーバーナー】+【バーベキューグリル】+【テッパンヤキ】
バーベキューグリルとテッパンヤキも付いたプラン。まるでお店のようですね。
大きなアイランドに組み込んだらパーティーが楽しくなります。

③【2口IH】+【2口IH】+【1口ガスハイカロリーバーナー】+【1口ガスハイカロリーバーナー】
こちらは合計6口のプラン。海外だとたまに見かけますが日本だと早々ありません。

これを使いこなす方ってどんな方なんでしょうか?

ガゲナウVario200シリーズ 設計上の注意点

そんな便利でカッコイイガゲナウのVarioですが、キッチンを設計・デザインするにはいくつか注意点がありますのでご紹介します。

ジョイントモールが必要

ガゲナウのVarioシリーズはそれぞれのクックトップモジュールを組み合わせて、一つにクッキングステーションにしますが、単純に並べればいいというわけではありません。

機器の間にはメーカー推奨のジョイントモールを入れて施工します。ジョイントモールは1個あたり税込みで44,000円(ステンレス製は38,500円)と高額です。

例えばIHと1口ハイカロリーガスコンロをセットする場合は、その間に1本が必要になります。

コンロとフードの間は1m開ける

ハイカロリーバーナー(VG 231 220 JP)をスペックインするには五徳とレンジフードの間は1m空ける必要があります。

ガゲナウのガスコンロは業務用扱いになりますので適正な離隔距離を守り安全にお使いください。

この事については別記事でお話ししたいと思っています。

バーベキューグリルには蓋がほしい

バーベキューグリルやテッパンヤキにはオプションで蓋/アルミカバーを付けることができます。

たまに蓋無しの実例写真を見かけますが、筆者なら最低バーベキューグリルには蓋を付ける事を勧めます。なぜならバーベキューグリル使うも匂いが残るからと言う理由です。肉汁などが下の溶岩石に落ちて石に匂いがつきますので蓋は必需品と考えています。

アルミカバーは57,200円(税込)となります。これも高いな!

レンジフードは大きなタイプがおすすめ

クックトップモジュールが3つ以上並ぶ(コンロ・IH等)プランにする時は、レンジフードは大きめなものを選びましょう。

通常のリンナイなどの国産コンロであればフード幅は90センチで十分なのですが、ガゲナウVarioシリーズの場合、3つ並べると90センチ(1つ30センチが3つで90センチに)になり少し心許ないです。

フードの換気能力にもよりますが、やはりフードの傘は大きめの方が排気効率も良くなるので大きいものを選んでください。

筆者は大概はアリアフィーナの120センチワイド『LREL-1252』をスペックインする事が多いです。

またバーベキューグリル VR 230 420を使って肉を焼くときは煙がかなり出ますので、バーベキューグリルを導入される方は、煙対策に気をつけてください。

まとめ

ガゲナウのVarioシリーズはスタイル、機能とも窮屈のプライベートシェフに最適です。それぞれの価格も高額で贅沢なシステムキッチン用機器と言えます。

大体筆者の顧客ではガゲナウを入れたいとおっしゃるお客様のキッチンはおおよそ500万円以上のご予算をお持ちです。

ガゲナウは本国ドイツそして米国等世界の最高水準のキッチン機器となり、高級キッチンに理想的なVarioシリーズは卓越した料理の結果を確実に刺激します。

ガゲナウ機器の導入のご相談は『お問い合わせ』からメールでお送りください。

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