ドイツの高級輸入家電で有名な「ガゲナウ」。
そのビルトインクッカーセットを十数年前に購入されたお客様よりIHに交換できないかとのご相談です。
4口のラジエントヒーター式の電気クッカーと1口のハイカロリー・バーナー、そしてバーベキュー・グリルの3点セット。
旧型番はCK260-404+VG231-211+VR230-412。
それではガゲナウのIHの交換方法をご紹介します。
ガゲナウのIHに交換したい理由
新築時に購入・使用を始めて13年になるそうです。
メインで使うラジエントヒーターの一つが使えなくなったそうです。
製品寿命なんでしょうか。
数年前から、ガゲナウにその都度修理をお願いして、だましだまし使っておられるとのことです。
また、修理して使い続けた方が良いのか、それともIHに入れ替えてキッチンで使った方が良いのかのご相談です。
確かに悩みどころですね。
ガゲナウの販売代理店から見積りをとり、お客様と一緒にお得な金額で取り替え工事が出来るよう打ち合わせをしました。
結果的には少し値は張りましたが、また長く使うものなのでラジエントではなく、IHクッカーに入れ替える依頼をいただきました。
ガゲナウIHの機種交換の問題点とは?
交換予定のガゲナウのIHは最新の「VI260 134」です。
ただ、ガゲナウのIH交換工事を行う前に解決しなければならない問題が1点あります。
なんと新タイプと旧タイプでなんと機器の大きさが違うのです!
見た目は同じデザインなんですが。これは困りもの。
でも機器を新しくするためには、仕方ないこと、何とかしてみます。
まず、既存のクッカーを丁寧にカウンターより外します。長い間お疲れ様でした。
機器は人工大理石の天板の上に乗っているだけなので、問題無く取りはずせました。
そして、カウンターの開口寸法をしっかり確認して位置決めです。
200Vのコンセントを確認し既存のコンセントプラグを確認し、元々使っているCK260-404と新しい機種のVI260-134はコンセントの形状が違うので合うものに交換します。
そして新しくご購入いただいたIHクッカー VI260-134をはめ込んで固定で出来上がり。
操作部分が若干出っ張りますが、後ろのラインは揃っています。全体として十分な仕上がりといえますね。
サイズが違いますが後ろと手前のラインを揃えて固定します。
作動テストをして、問題が無いかチェックをします。
無事鍋作動したので無事完了としました。
交換にかかった時間はざっと1時間ぐらいでしたか。
これでまた永く使って頂けると思います。
まとめ
今回は『【ガゲナウのIH】ビルトイン式のラジエントからIHに交換できるのか?』というテーマについて書きました。
いかがでしたか(^^♪
キッチンでビルトイン機器が壊れた時はその時点で交換できる機器が見つかる場合と、廃盤になって交換出来ない場合があるので注意が必要です。
このような事は輸入品だけでなく国産品もまれにあります。(ナショナルのビルトイン電子レンジや冷蔵庫、東芝なども)
原因はメーカーで採算ベースにのらず生産中止になる場合と、新商品になり規格が変わる場合なのでどうにもならない事ですがユーザーにとってはちょっと困りますね。
今回はガゲナウのVarioシリーズのIH交換でしたがセパレートタイプのIHもAEGやミーレから簡単に交換ができます。
そして天板を交換するつもりなら、もっと機能的でカッコイイ機種に交換してみるって手もあります。
不明点等ございましたらこちらからご相談ください。