コルクの床『コルクタイル』をご存知ですか?
コルクって、そうワインの栓に使われたり虫ピンでお知らせを張ったりコルクボードの素材です。
そのコルクですが住宅でも使われる立派な建材。
今回はコルクの床『コルクタイル』のメリットとメンテナンスをご紹介します。
コルク床と木製床の違い
一般的に住宅では木製のフローリングが多く無垢のものや合板、表面が薄いプリント化粧の床もあります。
ご存知コルクはソフトでクッション性がある素材です。
コルク床と木製床の違いは、硬さ、耐久性の違いです。
長く美しい床を望まれるのであれば木製フローリングに。柔らかい踏み心地で静かな環境を望まれるのならコルク床にされることをおすすめします。
コルク床の特性とは

参照:https://kitchendecorium.ru
寝室や勉強部屋にはコルクのフローリングが良いと聞きました。
コルクフローリングを寝室で使うメリットを説明します。
素材
皆さんは寝室ではスリッパや素足で過ごされていると思います。
コルク素材の床は非常に柔らかくカーペットを踏んだのと同じようなクッション性を感じられることでしょう。
使うコルクタイル、またはシートの素材が厚いほど柔らかく感じられます。
健全な吸収
コルクの床は夜中に歩いても隣で眠っているパートナーを起こすことはありません。
歩行音は静かで騒がしくもありません。
また周囲の騒音を抑え空間が静かで平和であることを約束します。
環境にやさしい
コルクはコルク樫として知られている樹皮から収穫された完全に天然の素材で、自然に地中海の中や周辺で生育しコルクの生産のために特別に栽培されています。
コルク樫は常緑で樹皮の抽出は樹木に害を及ぼさず、毎年絶え間なく収穫することができます。
これはコルクは再生可能な製品(サステナブル)な建材であることを意味します。
コルク樫の説明はこちらから↓
寝室に向くコルク床の仕様

コルクの床材と言っても沢山の商品や仕様・色があります。
その中で寝室に向くコルクの床はどういったものなのかを説明します。
色
コルクは淡い茶色から濃い茶色の色調までの自然な色調の商品が一般的ですが、表面に白や黒なのに色付けされた物もあります。
そして柔らかな自然な色の感触は、本質的に土のような雰囲気を持っているため寝室で特に魅力的に映り安らぎを感じます。
コルクタイル
ベッドルームの床は標準のコルクタイルサイズで利用できます。
これらは様々な厚さでより厚いタイルはより耐久性があり耐摩耗性があります。
コルクタイルは事前にシールすることができ、またワックスやプライマーで磨くことができるように仕上げることもできます。
コルクシート
コルクシートはコルクカーペットとしても知られていますが、コルクタイルよりも扱いが難しいです。
コンポジットコルク

コンポジットコルクは比較的新しい素材でコルクを使用したフローリング材です。
合成コルクやハイブリッドコルクと呼ばれていて表面をPVCなどのビニールで、中間層にコルク材やHDFなどの基材でサンドイッチされ製造たされた床材です。
このコンポジットのコルクフローリングは、天然材料よりも強度・弾力性がありテクスチャ的に表面のPVCにより様々な色・柄・エンボス加工等の仕上げが可能です。
現在ヨーロッパで急速に普及しているコルク床はこちらになります。
コルク床のベッドルーム施工について

コルクを床に施工する場合は床下に釘付けされた平らな乾燥した合板シート上に設置する必要があります。
接着剤の性質上、床下暖房システム上に置くことができません。
タイルが反ったり剥がれたりする原因になります。
コルクは設置の前に室内の温度に合わせるために、材料を少なくとも48時間は放置しておく必要があります。(いきなり貼ってしまうと温度・湿度差によって施工後伸縮することがあります)
コルクタイルでもシートでも、メーカー推奨の接着剤を使用してコルクを取り付ける必要がありますが、最近はほとんどの場合有機接着剤を使用することができます。
マテリアルをレイアウトするときに、部屋の端に拡張ギャップを残す必要はありません。
コルク自体はサイズをカットするのが比較的簡単で、場合によっては対照的なコルク色の使用でアクセントのある魅力的なデザインを作ることができます。
ケアとメンテナンス
ベッドルームは湿気が少なく歩行量の少ない環境なので、コルク床を維持するために多くことを行う必要はありません。
最高の状態を保つためには基本的な手順がいくつかあります。
設置後
初期設置後はシーリング剤を汚れや水分から保護するために床に塗布する必要があります。
接着剤が完全に乾燥するまで48時間待ってから、ポリウレタンまたはポリマーシーラーのいずれかのコートを床の表面に塗布するといいでしょう。
あらかじめシールされたコルクの場合はタイルまたはシート間の接合部を保護するために、単一のコートを塗るだけで済みます。
シールされていないコルクフロアーでは、3つまたは4つのコートを塗布して、各塗布の間に乾燥させることができます。
開封されていないコルクフローリングもワックスで磨かれて、きれいな仕上がりになります。
メンテナンス
コルクの寝室の床を維持することの最も重要な部分は、汚れや破片、小さな粒子がないようにメンテナンスすることです。
ワックスがけをするのが一般的。
磨耗や破損に気がついたときは定期的にワックスを塗布すればコルク床の耐久性は伸びます。
まとめ
コルク床の寝室なんて正直なところそれほど豪華に見えないのが心情です。
しかしヨーロッパで普及しつつある最新のコルクは木製フローリングに真に匹敵する商品もあります。
ベッドルームの床としてカーペットやラグを選ぶようにりコルクを選択することができます。
コルク床を選んだからといってあなたの寝室のインテリアに及ぼす影響を気にする必要はありません。
コルクはカビ、ホコリ、ダニ、湿度、刺激物に対してとても有効な床材でなのですから。
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