最近、国産の冷蔵庫も大型化してきましたが、アメリカの冷蔵庫もまだまだ、人気があります。
特に、欧米の方が住む住宅にはアイスディスペンサー付の冷蔵庫は欠かせません。
アイスディスペンサー付きの冷蔵庫は国産にはなく、米国のメーカーが中心となります。
今回は米国アマナ(Amana)冷蔵庫 ASD2275にスポットを当て、セッティングについて特に気を付ける点をご説明します。
アマナ(Amana)の冷蔵庫の特徴
アマナ(Amana)の冷蔵庫とは?
アメリカに移住したゲルマン民族の末裔が1842年に創立した大形冷蔵庫専業のメーカーです。
高い技術力に裏付けられた低消費電力量は、2001年7月に施行された米国新エネルギー法で定められた省エネルギー数値を大きくクリアしています。
そしてAmanaの冷蔵庫には3つの特長があります。
①SAVE-低消費電力
ボディ一体成形、高密度断熱材、個別温度センサーなどにより、優れた熱効率を実現しています。
②SILENT-静音設計
高い静音性を実現しています。深夜の運転音も改良され静かになりました。
③SENSIBLE-ハイセンス
高いインテリア性にこだわる皆様にもきっとご満足いただけるスタイリッシュな商品です。特にステンレスタイプは、1クラス上の高級感があります。
ASD2275の仕様は、
- 幅840mm、高さ1673mm、奥行き800mm
- 623L(冷蔵413L、冷凍210L)
- 年間消費電力(50Hz:463Kwh/年、60Hz:533Kwh/年)
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アマナ冷蔵庫の設置時の注意点
設置で注意すべき点は、奥行きと開き勝手です。
この冷蔵庫は奥行きが、800mmあるので、一般の冷蔵庫よりかなり出っ張ってきます。(国産のものは、650~700mmが多いです)
キッチンの奥行きを700mmにしても、扉を含めて100mm程度出てきます。
「キッチンの奥行きを800mmにして、フラットになるようにレイアウトすればいいじゃないか」という意見もありますが、その様にすると、扉が135度 開かなかったり、隣の機器にあたってしまったりとの問題も。
このアメリカ製の冷蔵庫、中々、設置のバランスが難しいのがわかっていただけるでしょう。
冷蔵庫の左側の壁面から最低200mm以上離すことによって、左側のドアはうまく開き、中のトレイも引き出すことが可能です。
そして、上手にプランニングされた冷蔵庫は、美しく、長く使用できることを保証します。
アマナの冷蔵庫の設置についてわかっていただけたでしょうか。
これはワールプール(Whirlpool)の冷蔵庫についても同様です。
アメリカ・ワールプール製の冷蔵庫も参考に